横浜市
がん検診の内容

がん検診の概要

がんは、日本人の最も多い死因であり、生涯のうち2人に1人がかかると言われています。がんの治癒には早期発見・早期治療がなによりも大切ですが、早期のがんの大半は無症状のため、「自分は大丈夫」と思いがちです。「もっと早く検診を受けておけば…」とならないよう、自覚症状のない時にこそ検診を受けましょう。

検診種類 対象者 費用
大腸がん 40歳以上 無料(令和7年度は無料になります。)
胃がん
(内視鏡またはエックス線)
50歳以上 2,500円
肺がん 40歳以上 680円
子宮頸がん(細胞診) 20~29歳、61歳以上(女性) 1,360円
子宮頸がん(HPV検査単独法) 30〜60歳(女性) 2,000円
乳がん
(aかbの選択制)
40歳以上
(女性)
a.マンモグラフィ検査 680円
b.マンモグラフィ検査、視触診 1,370円
前立腺がん 50歳以上
(男性)
1,000円
  • 30〜60歳(女性)を対象としたHPV検査単独法による子宮頸がん検診は、令和7年1月から実施しています。詳細はHPV検査をご確認ください。
  • 現在治療中の方は、受診できない場合がありますので、かかりつけの医師にご相談ください。
  • 検診対象部位に症状がある場合は、「検診」ではなく、速やかに医療機関で「診察」を受けてください。

検診・検査申し込み方法

STEP1

横浜市がん検診を受診する実施医療機関を選びます。

医療機関によっては予約が必要な場合がありますのでウェブページ等をご確認ください。

STEP2

医療機関で受診する

本人確認書類を持って医療機関で受診してください。

  • 子宮頸がん検診(HPV検査)のみ横浜市からお送りするHPV検査のご案内(受診券バーコードシール)が必要です。詳細はHPV検査をご確認ください。

がん検診の種類・受診条件一覧

大腸がん
受診回数
1年度に1回
対象者
40歳以上(男女)
検査項目
問診、便潜血検査
費用
無料
  • 令和7年度は検診にかかる自己負担額(600円)を無料とします。
胃がん(内視鏡またはエックス線)
受診回数
2年度に1回
対象者
50歳以上(男女)
検査項目
問診、内視鏡検査または
問診、胃部エックス線検査
費用
2,500円
胃がん検診の注意事項
  • 同一年度に内視鏡検査とエックス線検査の両方を受診することはできません。
  • 連続する年度に内視鏡とエックス線検査を交互に受けることはできません。
内視鏡検査を希望される方へ
  • 受診当日に保険証を必ずお持ちください。
  • 検診の途中で粘膜片を採取する生検を行う場合があります。
  • この生検は保険診療となりますので、別途費用がかかります。
肺がん
受診回数
1年度に1回
対象者
40歳以上(男女)
検査項目
問診、胸部エックス線検査
費用
680円
子宮頸がん

a. 細胞診検査

受診回数
2年度に1回
対象者
20~29歳、61歳以上(女性)
検査項目
問診、頸部細胞診検査
費用
1,360円

b. HPV検査

受診回数
5年に1回※
対象者
30~60歳(女性)
検査項目
問診、HPV検査
費用
2,000円
注意事項
受診には、HPV検査のご案内(バーコード付きの受診券シール)と本人確認書類(マイナ保険証等)が必要です。
  • 原則として、受診間隔は30歳から5歳刻みの節目年齢(30歳、35歳、40歳…60歳)となります。ただし、導入当初は次回受診を節目年齢で受けていただくため、間隔が5年に満たない場合があります。詳細はHPV検査をご確認ください。
乳がん
受診回数
2年度に1回
対象者
40歳以上(女性)

検査方法はaかbの選択制

a. マンモグラフィ検査

検査項目
問診、マンモグラフィ検査
費用
680円

b. マンモグラフィ検査+視触診

検査項目
問診、マンモグラフィ検査+視触診
費用
1,370円
乳がん検診の注意事項
  • マンモグラフィ検査の受診が必須です。
  • 視触診は選択制です。
  • マンモグラフィを受けた後に視触診を受診することはできませんのでご注意ください。
  • マンモグラフィは、撮影日時点で40代は2方向、50歳以上は1方向を撮影します。
前立腺がん
受診回数
1年度に1回
対象者
50歳以上(男性)
検査項目
問診、血液検査
費用
1,000円

がん検診の注意事項

  • 医師が必要と判断し、より詳細な検査などを保険診療としてあわせて行う場合、上記の金額のほかに費用がかかる場合があります。詳細は医療機関にご確認ください。
  • 適正な受診間隔をあけずに受診した場合(年度内に2回受診した場合など)は、横浜市のがん検診として取り扱えないため、上記の金額と異なる費用がかかる場合があります。
  • 実施医療機関に直接お電話等でご予約下さい。(受診券はありません。)
  • 検診の結果、「要精密検査」になった場合、精密検査は保険診療となるため、別途費用がかかります。

女性に多いがんのリスクをチェック

子宮頸がんの原因になるウイルス(HPV)をチェック(HPV検査)

「がん」と聞くとシニア世代の病気と思われがちですが、子宮頸がんは、若い女性に多く、30~40代ががんにかかるピークです。横浜市は、欧米で推奨されている子宮頸がん検査(HPV検査単独法)を、令和7年1月から全国で初めて導入しました。がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかどうかを調べ、リスクのある人へのフォローを行うことで、より確実ながんの早期発見につながります。
詳細は以下のページをご参照ください。

がんが遺伝するリスクをチェック

家系に遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の人がいる方を対象に、「将来がんになりやすい遺伝子を持っているか」を調べる検査費用を助成します。

  • 助成内容
    遺伝カウンセリング:7割助成(上限1万円)
    遺伝子検査:7割助成(上限3万円)
  • 対象者:親・子・きょうだいがHBOCである人(69歳以下)

費用が免除になる方

  1. 令和8年4月1日時点で70歳以上の人
    (昭和31年4月1日以前にお生まれの方)
    年齢確認できるもの(健康保険証など)を検診時にご提示ください。
  2. 後期高齢者医療制度が適用される人 「後期高齢者医療被保険者証」を検診時にご提示ください。
  3. 生活保護世帯の人 「休日・夜間等診療依頼証」を検診時にご提示ください。
  4. 中国残留邦人等支援給付制度が適用される人 「本人確認証」を検診時にご提示ください。
  5. 令和6年度市民税県民税が非課税世帯
    または均等割のみ課税世帯の人(世帯員全員の令和5年中の収入に基づきます。)
    検診前に手続きが必要です。お住まいの区の区役所福祉保健課健康づくり係にお問い合わせください。
  • 検診を受けた後に費用の免除はできませんのでご注意ください。
  • 令和7年度大腸がん検診は自己負担額無料のため、減免確認書の申請は必要ありません。

無料クーポン

特定の年齢(対象者)の方を対象に無料のがん検診を実施しています。

無料クーポン 生年月日(年齢は令和7年4月1日時点のものです) 対象のがん検診
20歳の方 平成16(2004)年4月2日~平成17(2005)年4月1日 子宮頸がん(細胞診)(女性)
21~24歳の方 平成12(2000)年4月2日~平成16(2004)年4月1日
  • 子宮頸がん検診を初めて受ける方が対象です
子宮頸がん(細胞診)(女性)
40歳の方 昭和59(1984)年4月2日~昭和60(1985)年4月1日 乳がん(女性)
65歳の方 昭和34(1959)年4月2日~昭和35(1960)年4月1日 大腸がん、胃がん、肺がん、子宮頸がん(細胞診)(女性)、乳がん(女性)、前立腺がん(男性)

横浜市がん検診のご案内〔PDF形式〕

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