各種助成制度
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)検査助成

目次

  1. 制度概要
  2. 申請方法

家族や親せきでがんになった人がいても、ほとんどのがんは遺伝しません。しかし、まれに「がんになりやすい遺伝子」を持つ人がいて、子や孫の世代に受け継がれることがあります。横浜市は、家系に遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC:Hereditary Breast and Ovarian Cancer)の人がいる方を対象に、「将来がんになりやすい遺伝子を持っているか」を調べる検査費用への助成を、全国で初めて開始しました。HBOCの方は、BRCA1またはBRCA2という遺伝子に“病的な変化“を持っており、乳がん、卵巣がん、前立腺がん、すい臓がんなどの発症リスクが高いと言われています。


制度概要

助成の対象となる方

申請時に横浜市の住民基本台帳に記載されており、今まで本助成を申請したことがない方で、下記すべてに該当する方

  1. 令和6年4月1日以降に遺伝カウンセリングやBRCA1/2に関する遺伝学的検査を受けた方
  2. 両親または子どもまたはきょうだいが遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)である方
  3. 遺伝カウンセリング及び遺伝学的検査が保険適用外である方
  4. 遺伝カウンセリング及び遺伝学的検査に係る費用の助成申請の場合は、遺伝学的検査実施日に18歳以上69歳以下の方
  5. 遺伝カウンセリングに要する費用のみ助成申請の場合は、遺伝カウンセリング実施日に18歳以上69歳以下の方

フローイメージ

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助成費用

申請は一人1回です。

  1. 遺伝カウンセリング 補助率:支払金額の10分の7 回数を問わず上限1万円(初診料・再診料含む)

    遺伝カウンセリングは検査前後どちらも助成対象となりますが、合わせて上限1万円です。遺伝カウンセリングのみで検査を受けなかった場合も申請できます。

    遺伝カウンセリングに要する費用の支払日の翌日から起算して1年以内(必着)

  2. HBOCに関する遺伝カウンセリング結果報告(2号様式)文書作成料 上限3千円
  3. 遺伝学的検査 補助率:支払金額の10分の7 上限3万円

    対象の検査:BRCA1/2遺伝子検査、BRCA1/2遺伝子シングルサイト検査、遺伝性腫瘍の原因遺伝子を探るための多遺伝子パネル検査

実施医療機関

横浜市内の実施医療機関(五十音順)

横浜市外の医療機関で検査を受ける場合

保険の施設基準届出「遺伝カウンセリング加算」及び「BRCA1/2遺伝子検査」について届出をしている医療機関で受けてください。厚生労働省関東信越厚生局のホームページ(外部サイト)からご確認いただけます。関東信越エリア以外のエリアの医療機関については、所管するエリアごとの厚生局のホームページからご確認ください。


申請方法

必要書類を揃え、申請期限内に郵送で申請してください。

必要書類

申請様式についてはこちら

  1. 横浜市遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)検査費等助成金申請書(第1号様式)
  2. 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に関する遺伝カウンセリング結果報告(第2号様式)
  3. 遺伝カウンセリング、遺伝子検査それぞれに要した費用の領収書または診療明細書のコピー(治療金額と日付が分かるもの)

申請期限

  • 遺伝カウンセリング後1年以内に遺伝学的検査を受けなかった場合

    遺伝カウンセリングに要する費用の支払日の翌日から起算して1年以内(必着)

  • 遺伝カウンセリング後遺伝学的検査を受けた場合

    遺伝学的検査費用の支払日の翌日から起算して1年以内に申請(必着)

郵送先

〒231-0005 横浜市中区本町6-50-10
横浜市医療局がん・疾病対策課 遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)検査等助成担当 宛

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